「教師たるもの五者たれ」とは
私がこの言葉に出会ったのは、ある1冊の本を読んだおかげでした。図書館でたまたま借りた数冊の本のうちの1冊だったのですが、読んでみるとどんどんその筆者の文章に取り込まれ、本を読んだだけで書いた人のことを好きになり、尊敬の意を抱きました。
その本が、こちらです。
物凄く目立つ本だと思いませんか?( ̄ー ̄)なぜか妙に説得力を感じ、ついつい手に取り、気が付いたら借りてしまっていました。
安河内哲也先生は、東進ハイスクールの英語の先生です。そんな教えるプロが書いた教えることに関する本なので、そりゃあもう面白いですし、何度もなるほど~と思ってしまう言葉がありました。
その中でも気に入ったのが、この「教師たるもの五者たれ」という言葉を安河内先生の言葉で説明されている部分です。
人に何かを教える立場の人間は、学者、役者、芸者、医者、易者であるべきである。というのがこの言葉が本来表していることです。
安河内先生は、著書「できる人の教え方」のなかで、この言葉についてもっと深く、咀嚼して咀嚼して粉々に噛み砕いてご自身の言葉で語ってくださっています。いろんな方がこの1つの言葉に対して多種多様な捉え方をし、そこから新たに自分の考えを生み出しています。私もまた、安河内先生の思考を頭に入れたうえで自分の環境に置き換えて、この言葉を理解しようとしました。
実際のところ私は教育職に携わっているわけではありませんし、今後退職してしまえば誰かに何かを教えるという機会もなくなってしまいます。でもそれでも五者であり続けたいし、欲を言えば六者、七者と自分の幅を拡げていきたいです。視野は広い方が良いと思うんです。
ちなみにこの本、林修先生の今でしょで東進ハイスクールが有名になるずっとずっと前の2007年に販売開始されてるようです…。その頃からこんなに素晴らしい本を書かれていたのですね。正直、もっと早く見つけることが出来なかった自分が悔しいです_(._.)_
物がたくさんありすぎるくらいの世界だから、気になったものは一瞬でもいいから触って心地よさを確かめてみよう。っていうのをマイルールにしてみる(*^^*)